令和5年度 自己評価・学校評価報告書
令和6年6月6日
学校法人つくし野学園
本 所 白 百 合 幼 稚 園
1.教育目標
・正しい宗教心と道義心を培い、人格形成の基礎づくりをします。
・健康、安全な生活に必要な習慣態度を養い、体育を通して、身体諸機能の調和的発達を図ります。
・人への愛情や信頼感を育て、自立と協調の態度、および道徳心を養います。
・自然や社会の身近な事象に興味や関心を持たせ、豊かな心情や思考力を養います。
・話したり聞いたりして表現する意欲や態度、また漢字で遊ぶ特殊な方法で、言葉に対する感覚を養います。
・音楽、遊戯、絵画その他の方法により、豊かな感性を育て、創作的表現に対する意欲を養います。
2.本年度重点的に取り組む目標・計画
① 職員同士の関わり・人材育成
・お互いの意見を尊重し、コミュニケーションをとり、必要な情報、日々の進め方、子どもへの思いなどを共有する。
② 職員同士の関わり・人材育成
・職員みんながお互いを高め合うことを意識し、園のために、子どものために考え行動する。
③ 子どもファースト
・子ども一人ひとりの成長や思いを第一に考え、それぞれが楽しめる魅力的な保育を行う。
3.評価項目の達成及び取り組み状況
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評価項目 |
評価 |
取り組み状況 |
1 |
コミュニケーションをとり、日々情報を共有する |
C |
昨年に比べ職員間でコミュニケーションをとり、保育を相談しながら進め、子どもたちの様子は共有できた。しかし他のクラスの状況を理解しあうには至らなかった。 |
2 |
園のため、子どものために行動する |
C |
職員一人ひとりは子どものため、園のためを考え行動していたが、思いを共有し、高め合うまでにはいかなかった。 |
3 |
子どものことを第一に考え、魅力的な保育を行う |
B |
子どもの思いを聞き、それぞれの発達に合わせた保育に勤めることはできたが、共に育ちあう場として保育を進められるとより良くなると思う。 |
4.総合的な評価結果
評価 |
理 由 |
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C |
職員それぞれが目標を意識し、行動し、保育を行うことはできており、昨年度に比べて自己評価としては成長がみられたが、より良い保育、より良い職場のためには継続と一層の努力が必要。 |
◎「3.4」の評価結果の表示方
A 十分達成されている B 達成されている C 取り組まれているが、成果が十分でない
D 取組が不十分である
5.課題
課題 |
具体的な取り組み方法 |
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1 |
子ども主体の保育 |
子どもの主体性を尊重した保育の実現(積極的に周囲の理解、保育者自身の研鑽を行い子どもたちの声を取り入れる) |
子ども主体の保育を実施するために、保育者自身が保育計画に見通しを持ち、余裕をもって過ごす |
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2 |
職員のコミュニケーション |
園のため、子どものために何が出来るかを考え、コミュニケーションをとり、お互いを尊重しながら保育を進める |
3 |
宗教 |
宗教の時間を増やし、職員・子ども共に学びを深めて思いやりの心を育てる |
4 |
目標などの周知 |
行事・保育のねらい、魅力について、まず職員間で共通理解を深め、子どもたち・保護者への周知、理解に努める |
6.学校関係者評価委員会の評価
・職員間の情報の共有化、透明性を意識した運営を行うこと、様々な保護者のニーズを理解することを期待する
・神さまの愛を身近に感じることができているか、すぐに目に見えるものではないが、幼稚園で得たものは
子どもたちの心に染み込んでいるはずである。これまでの教育を続けていって欲しい。
英語教育導入について報告書
2024年6月6日
学校法人つくし野学園
本 所 白 百 合 幼 稚 園
〈英語指導の目的〉
楽しみながら、遊び感覚で英語に触れる機会を継続的にもつ
外国人講師との係りの中で英語や外国人などを身近に感じる
異文化に触れることで、世界の国や多様さに興味や親しみをもつ
〈指導概要〉
・シェーン英会話より、ネイティブスピーカーの先生を派遣
・正課 およそ月2回のペース 年間17回実施
年少 10:00~10:30 きく組にて
年中 10:35~11:05 ホールにて
年長 11:10~11:40 ホールにて
〈シェーン英会話教室の指導の特徴〉
・音楽に合わせ、体で覚えるウォーミングアップ
・ゲームで単語を覚える
・絵本を通して英語の表現を学ぶ
・単語を組み合わせて文章を作る
〈取組と成果〉
・レッスンの初めに、講師が一人ずつ名前を呼んで、目を合わせ、挨拶をすることで、楽しく
親しみを持てる雰囲気の中で始まる。
・毎回歌に合わせて踊ることから始まり、色、動物、果物、天気、気持ちなど様々な事柄の単語や
言い方をカードや体を使って、楽しみながら学ぶ。
・講師に続いて繰り返し発音することで、自然に正しい発音を身に着けている。
・講師からの問いに答えた園児に対して、名前を呼んで褒めてくださるので、積極的に発言
しようとする園児の姿が見られる。
・レッスン中は、講師も日本語での説明を少しずつ減らし、自然に英語を聞き取れるように促している。
その中でも注意などは日本語を交えながら声を掛けている。
・年少児は、レッスン開始当初は、流れについていけていない姿も多少見られ、また集中がなかなか続かない
園児も多かったが、回数を重ねるごとに、流れを理解し、先生の問いかけに積極的に答える姿が増えてきた。
・年中年長児は、昨年の経験から、講師の簡単な英語の指示にもすぐに反応して動くことができ、
継続していることで、より英語に親しんでいる姿が多く見られた。
・講師の明るさ、一人ひとりの園児への丁寧な接し方が、園児にも伝わり、とても良い関係を築くことができている
〈保護者からの感想〉
・年度末の保護者へのアンケートでは、英語教育について「とても満足」「満足」という答えを
合わせて、75%の保護者より好評を得た。
〈職員の評価〉
英語教室について ◎4段階評価 A B C D |
評価 |
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A とても思う B 思う C あまり思わない D 思わない |
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現在の英語教室について十分だと思いますか |
B |
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レッスンはわかりやすく丁寧な指導か |
A |
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レッスンは子どものペースに合わせ興味にあった内容で進められたか |
B |
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レッスンの雰囲気は良いと思いますか |
A |
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2年目としての継続の効果はあると思いますか |
A |
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講師の雰囲気、指導力は良いと思いますか |
A |
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考察・課題 |
・保護者のニーズや学び、成長という観点からみると週1回のペースがよいのではないか |
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・外国人講師に慣れるという点においては効果がみられる |
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・今年度の講師は日本語も話すことができ、進め方もとても良かった |
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・子どもたちの様子を見て、ONOFF切り替えながらの授業は良かった |
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・子どもたちはとても楽しそうに授業を受ける姿が見られた |
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・全員でカードを探す(目指す)活動では危険がないように担任も配慮する必要があった |
〈まとめ〉
・昨年からの継続で、職員もレッスンの流れや、他の保育との両立がスムーズに行えるようになった。
・レッスンの中で講師から園児一人ひとりの名前を呼ばれる機会がとても多く、楽しく、積極的な参加に繋がっていた。
・継続していることで外国人講師に対しても親しみを持って接する姿がみられている。
〈次年度への課題〉
・保護者にレッスンの様子や子どもたちの成長した姿をみてもらう機会を設ける。
・座って活動と、動きのある活動があるので、危険がないよう部屋の使い方を工夫する。
〈学校関係者評価〉
・海外の方と接する機会も増えている。英語を通じて異文化を知るきっかけをネイティブの
フレンドリーな先生との学びの中で、幼稚園で得られるのは有意義である。